（12日全面書き換え）
「垂」。柘植久慶「逆撃大坂冬の陣」「逆撃大坂夏の陣」各100円。
著者のことば 大坂冬の陣は最初から豊臣勢に不利な軍（ルビ：いくさ）だと言われてきた。けれどこれは戦略や戦術的センスに欠如し外交に疎い、淀君や大野治長が決定権を握ったから勝てなかっただけである。機動力を活かし大胆な戦術展開で戦えば、徳川幕府をこのとき崩壊させることも可能だったはずだ。
ところが「夏の陣」が2ヵ月後に出て
著者のことば 戦いには<個>によるものと、<集団>すなわち<組織>によるものがある。大坂夏の陣における豊臣勢は、<個>において徳川勢を遥かに上回った。けれど<組織>の面で優る徳川勢を崩せなかったのだ。それは大きな時代の流れであった。
そらそうだが、そらないよ。
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