- 作者: 橋本治
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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たとえば、「浪の下にも都のさぶらふぞ」と壇ノ浦でともに入水するとき安徳幼帝にいい聞かせた二位の尼(祖母・清盛の室)の台詞は、芳一が琵琶で弾き語ると亡霊どもを泣かせるようなものなるに、あっさりオミットされている。個人的に、おばあちゃん子なので平家の怨霊でなくても泣けるとこなんだがなあ…。保元の乱のときの為義の幼子が斬首される際は詳しく語ってたのに。関東人だから源氏びいきなのか?