- 作者: 東浩紀,市川真人,大澤聡,福嶋亮大
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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だいたい外山恒一のサイトでやってる批判で済んでるんだけど、東・外山両サイドが比較的若くして知らない、こっちは多少リアルタイムを知ってる「昭和批評の諸問題1975-1989」の取りこぼしたトピックを挙げてみたい。
オタクってことではプロレスが盲点になってるな。村松友視とかね。この人は安原顕と『海』編集部で同僚で、この雑誌からして「プレ・ニューアカ」ということでは外せないはずだ。著書『私、プロレスの味方です 金曜午後八時の論理』は情報センター出版局の一連のシリーズで出てて、呉智英などもここ出身の「面白エッセイ」でネタとしての「知識人」だったはずが、信者どもに「賢者」と奉られて本人もその気なのに苦笑を禁じえない。
話を元に戻すと、当時「金曜午後八時」のプロレス番組の実況が古館伊知郎で、久米宏の後を襲って「ニュースステーション」後継番組「報道ステーション」キャスターとなったが、久米宏が「ザ・ベストテン」司会だったことを含めて、「朝まで生テレビ」を取り上げるなら、ここも言及できなきゃ。まあ若さゆえのあやまちかな(笑)。