私の100円で買った古本にこのオビはついてないが…この今ではほとんど読めないような高踏的文芸評論読みながら思うところ三島の限界とは「死」以外に近代を超えるヴィジョンを見いだせなかったことではないか。少し遡れば近代が始まっているのにあえて中世を強制的に再確立した
東照宮の事績(これを否定的に評価する
堺屋太一に反面的に教えられたわけだが)があるにも関わらず。現在必要とされるのはいわば江戸再開府(そういう想像力がないのがあまりに近代的な三島の限界)なのであって、それが(どの時点で真田に斬られてしまったのか)遅延されていわば
豊臣秀頼政権の悪夢が
安倍内閣だったのではないか。昔は大好きだった
大坂の陣なんかは今では維新
ネトウヨの
一揆騒ぎとしか思えない。