horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

アルバム概説

プッチベスト11

プッチベスト11

 ハロプロ活動一年の総集編として年末に発売されるシリーズで、開始から通算年がナンバーになり、「プッチ」は開始当初もっとも勢いのあったプッチモニの痕跡である。(記憶違いがあり記事修正しました)
 選曲がおよそ制作サイドの評価という点(勿論アルバム曲として他との兼ね合いもあるから「およそ」)が専門的な考察に値するのみならず、一般には一年のまとめとして総覧できる便利さと、初心者が入門できる入り口になっている。
 個人的にもこの形式は90年代中葉のアイドル入門時に、80年代後半のCD初期に各社からリリースされた当時の最新アイドル、レーベルごとのオムニバス盤が、そろそろレンタルの減価償却の耐用年数が来てセールされたのを500円とかでよく買ったもので愛着がある。
 今回は、例年が税抜価格3000円だったのが税込みで2500円とリーズナブルになっているが、そのぶん収録曲数も前年比5曲減っている。その減った分は旧エルダークラブ(現時点では多くドリーム娘。か)だったり紳助番組関係とかいう「革命以前」的なものだったから、革命以後的には惜しくない。
 ただ、プッチベストのプッチたるゆえんのプッチモニV(後継者であってオリジナルでないにせよ)や、そもそもここが「たんぽぽ地下我意」であるゆえんのタンポポ#(前に同じ)の、新曲はもうないのがさびしい。おっと、あぁ!と新ミニモニ。もあったな。まあそれを言い出したら全部、革命以前へのノスタルジーではある。