horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

中村うさぎ自宅公開


 これは、あちこちで貼られた動画で未見の人は少ないと思われるが、今さらながらこの情況は他人事でない。
 「天城越え」などという表現は実感として理解できる。「ネルシャー」のような高額商品でなく単価が低いだけ個数がもっと多数に上る書籍の「積み」であるため、「天城」どころか、しばしば「雪崩れ」の発生する「日本アルプス」くらいの峠の連続である。
 仮にみんあみを暗殺するため寝込みを襲って窓外の武装ヘリコプターから機銃掃射したとしても、二重三重に土嚢を積んで構築した陣地と同じ状態に寝所があるため、弾着による発火を考慮しないならヴァルカン砲弾でも貫通できず失敗に帰するであろう。
 逆に自業自得で就寝中に「雪崩れ」に襲われた時は、それで致命的なこともありうる。一時そういうことがあって、身動きも取れなくなったのを気合で本の堆積を跳ね除けて生還したのだが(一部始終の観察者がいたとすれば、それはあたかも岩の中から孫悟空が誕生するシーンのようであったろうか)、体力が衰えた状態でそんなことがあればそのまま死んでしまうしかないだろう。
 こんなことをウダウダ記すのも、やはり御同様に玄関先に積まれて開封もしない最近の購入品を記帳するのが面倒で、またもモラトリアムというかリセットを請うよりほかないエクスキューズである。