horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

パトカーはすべて故障中。スピード違反の車を全力疾走で追いかける警察官たち(南ア)

http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20120613/Techinsight_20120613_64612.html
 私の好きな中国の神話で、巨人が沈む夕日に追いつこうと、どこまでもどこまでも大地を走る、だがついに力尽きて倒れ、山になった、それが天山山脈。というものがあるが、狭い島国に生まれて住まう人間と異質な大陸的スケールの想像力が格別によいものだ。
 さて記事の話も、なかなかアフリカの男性的な感じがよろしい。貧乏でわびしいんだけど明るい、金はないけど体力はあるよってところに、この大陸の未来を楽観させるものがある。ちょっと呑気すぎるところは、まだまだ後述するような人種につけ込まれるのだろうが。
 警官が徒歩で走って追っかけるっていうと、このシーンこんなシーンを思い浮かべるのは一般的なのかどうかわからないが、これはがらりと話柄を変えるべきではある。ここに見られるように、(彼らが考える)世界秩序の維持とか(彼らの)支配体制のサヴァイヴァルには手段を択ばない、付帯的損害を何ら顧慮せず暴力の行使に一瞬も躊躇しないという、断固たる意志が「ターミネーター」という機械人間の寓話に表明されている。しかし、この機械による圧政との時空を超えた闘争の「神話」の構図自体は非常に好きなものである。