北原ワールドカーセレクション EUROPE POLICE CAR

北原ワールドカーセレクション EUROPE POLICE CAR 1BOX

　100アイテム・リリースを呼号するこのシリーズの第五弾（と銘打たれてもないし）、今回を入れて62アイテムとなるが、前回まで箱の商品見本写真に振っていた通しナンバーがなくなっている。また、北原照久による各車監修コメントつき「ブリキのおもちゃ博物館」チケットも入っていない。末期ぽくて、これで打ち止めかなあとも思われる。
　末期といえばコンビニ・トイ全般そうなのであって、これに限った話ではないが、軒並み値上げ、それに反比例した製品管理の甘さとクオリティの低下で、たださえ売り場の減少を来たしているのに、ますます購買意欲も下がる。
　もともとこのシリーズは既発売のホンウェル製品を北原名義でセレクトしただけで、ミニカーの専門ショップという一般人に敷居も高ければ地方にはあまりないような場所でなく近所のコンビニで買える気軽さだけが売りなのだが、もう売ってるコンビニが少ない。前回のvol.4を自分にしてはけっこう買った（4台）近場のローソンがその功績に報いてかちゃんと入荷してたのを幸い、連日ひとつふたつと摘まんで5個。ビートル新旧（Polizei）とニューミニ、フィエスタにアルファロメオと出た。
　ちなみに事前の発表ではフォード・フィエスタ（ルーマニア）と出ていたが（ベルギー）が正解（台に描かれた国旗もよく見ると間違っている）。この車輌に書かれたPolitieはニュービートル（オランダ）と同じ語だが、これはベルギーのオランダ語に近いフラマン語地域であるからで、フランス系のワロン語地域ではフランスと同じPoliceと書かれた車輌を使用している。塗装デザインまでオランダのものになんとなく似ているのが妙。また、独仏伊の三か国語の話されるスイスではそれぞれPolizei,Police,Poliziaと書かれるので、今回引かなかったがBMW X5（スイス）はジュネーヴなどのフランス語地域のものとわかる。