horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

某月某日

 「セン」といって「さん」の地上に出たアーケード側にある中古CDショップを表してきたが、今回はそれの斜め向かいに古くからある古書店。「さん」はセール中だったが、まったくの空振りで、新書(セールで!)250円出していいもの皆無。その上500円均一の単行本ときたら…。それに比べこちらでは集英社版世界の文学13ブロッホウェルギリウスの死」帯月報付200円と来ては買い!だろう。実は以前来たとき目をつけていたが、ここの店頭本は特に扱いがぞんざいで、小さな紙に手書きした値札をセロテープでベタッと函に貼り付けるようなやりかた(文庫だと背表紙にじかにちょっと大きすぎる字の鉛筆で走り書きした金額)にいささか抵抗あるもので、そのときはスルーしていた。「さん」の惨状で見直しゲット。
 帰りに寄ってみた「鷹」で、F・ポール・ウィルソン他「ラヴクラフトの遺産」、C・ディケンズ「オリヴァー・トゥィスト」下、東理夫「トマトの味噌汁」、駒田信二「中国妖女伝」「中国怪奇物語」神仙編・妖怪編 各105円。先日からここで入手された一連の駒田著書は、同一人物の旧蔵書と推定される。この調子で、原百代「武則天」の端本でも出ればいいのだが。