horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

力強さを失った日本 「中国化」するしかないのか

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120210/biz12021010030009-n1.htm
 典拠となっている「若手歴史学者、與那覇潤氏の著書「中国化する日本」(文芸春秋社)」、これをこの際に推したい。それこそ、梅棹忠夫の『文明の生態史観』に匹敵する、むしろそれを更新するような重大著作な割りに、どんな辺鄙な地の書店でも平積みになっていて当然なのに、そうでない。これを取り扱わない本屋(実体は取次か)なんてものは見識を問われる。

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史

 アンドレ・グンダー・フランクの大著『リオリエント』を読んだ者からすればそれほど意外でもないが、一般の読者の常識を覆す、しかし言われてみれば腑に落ちるに違いない歴史観が提示される。あれを理解するということは、こういうふうに誰にもわかるように誰にとってもの関心事の(しかも理念を矮小化しない)次元で言えないとダメなんだなと、こちらは猛省した。
 しかし著者は、何もA.G.フランクの解説者なのではなくて、独自にこういう史観に達したものらしい。この本が昨年末で、年頭にでていたのが、