horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 桃子や梨沙子も方向性は違うが昭和的迫力とはいえよう(笑)。その彼女らを擁するBerryz工房の夏収録ライヴ映像が今回では一番インパクトが低いくらい、また自分の観たのとほぼ同じ℃-uteの最新シングル・リリイベ二曲の圧倒的なダンス・パフォーマンスすら霞む(かなともは後輩としてふさわしい敬意を表し、特にナルチカで交流したベリの好意を謝しているが)。そういうJ=J新曲MV&ダンスショット同時公開の衝撃をさらにするトピックが、センター宮本佳林の足故障(撮影時点)のダンス代役として、featuring 石田亜佑美モーニング娘。)だった。
 さすがに上手いし、ドヤ顔でもあるんだが(笑)、それほどの違和感もなくつとめて概ね好評か。かりんの故障はすでに回復して撮り直しもされるそうなので、将来からはエピソードにとどまるが、まあなんか(かりんの)怪我の(だーいし)功名みたいな。すでにライヴ映像で見られた衣装は、この新曲のものと判明したが、これも先行チームと一線を画すモード系のおしゃれさなのは指摘した通り。
 上記ベリキューライヴ・コーナーのあとエンディングで、さらにこのダンス撮影メイキング映像と畳み掛けるJ=J特集。笑顔で余裕の才能あふれる高木紗友希さゆべぇ)と、のほほんとしたリーダー(サブリーダーかなとも談)が憔悴して見えるほど必死な宮崎由加(ゆかにゃん)が対照的ではある。そのリーダーとふたり前でパタパタやってる振りで、同じく手足の長さが印象的な植村あかり(あーりー)も、かなともが今回メンバー紹介に鋭意いそしんでたのにならって、急いで書き加える(笑)。
 冒頭の断言にもどると、当時の娘。派生ユニットたるタンポポ的な位置づけが、完全自立メンバーの新ユニットでされている現在といえるが、非主流メンバー石田がアクシデントでたまたま参加したことすら因縁を感じさせた。すでに発表された両A面のカップリングが二期タンポポ的だったその上に、同時に初期タンポポを彷彿させるクールさで攻めてくるとは…コンサートにまで行ってしまった娘。コミットメントに、また揺さぶりをかけてくるな〜(苦笑)。