horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 隣接の豊中市立図書館で「ティリッヒフランクフルト学派」を読みリヒャルト・ゾルゲ政治学博士)もウィットフォーゲルやボルケナウとともにいわばフランクフルト学派1期かーとか学びながら涼んで三回目を待った。握手するつもりならCD買って開演30分前に集合だが、もう今回はご勘弁を。優先入場から30分待ち+公演30分+握手まで待機30分都合1時間半暑い中立ってるのは…しかしこれもちろんメンバーはステージと握手3回こなすのよね。実にありがたい話だが、それ以上に3回4時間半クリア+α(席順ランダムじゃないかもと早朝から並ぶ、握手鍵占め後の挨拶まで等)の必死系の体力には頭が下がるわ。特にこっちは一回30分で音を上げた二回目の直射日光の中1時間半(ループとかだともっと)とか大袈裟じゃなく彼らの中では暑さが吹っ飛んでるんだよなあ。出費云々より、このエネルギー傾注がほんとうに凄いとしかいいようがない。
 というわけでまた開演直前にスタンド席に。休日だとここはぎっしり埋まるのが平日なので余裕で座れるが、熱せられてあったかいのはしょうがない。18時で日没はまだだが建物の影でもう照りつけられないのが救い。ステージに登場するとまず「風に吹かれて」は同じく。正面から座って観るという目的にはかなうポジションだが、いかんせん遠く近視の目には顔も見分けがたい。ぼんやりとダンス・フォーメーションの描く絵を見ている。
 優先エリアとスタンドの間に空間があるのだが(休日の娘。とかだとここもぎっしり埋まる)、あきらかにこの駅周辺をねぐらにするホームレスとおぼしい爺が空きペットボトル2本両手でうち叩きながら応援の真似事をして騒ぐのである。根本敬を愛読した若い頃なら面白がれただろうが、今となってはこういう爺とか目の前でうろちょろされるとひたすら不快でたまらない。しかもなぜか「なっち!」コール(かりんのことか?)。ホームレスの爺にも知られるなっちもさすがなのか迷惑なのか。
 表情が見えず物足りないのとそれで前に移ったのが、前回と同じく2曲続けて今度は「イジ抱き」と「アレコレ」(これは一緒)済んで次の「ブラックバタフランキング」コーナーでカンペ見えないところだったから無意識ながらグッジョブ。今回はさゆべぇのランキングでまず「寝起きの機嫌が悪い順」で1植村2金澤3宮崎4宮本5高木(自分)としたがエーイングをくらう。次が「実はテキトーな順」で1金澤2宮崎3植村4宮本5高木(自分)。かなともは自認。しかもそのあと「ブラックバタフライ」歌って最後、各自名乗って「以上、Juice=Juiceでした〜」という〆のところがトップに手を上げて「宮崎〜じゃないよ〜」と自分の名前を間違いメンバーから悲鳴と「テキトーすぎるよ!」のツッコミ。「落ち着け!落ち着け自分」と、かなとも焦るが暑さと疲れで自他の区別も無くなるほど頭ぼやけるまでの営業努力にいささかも報いず申し訳ござらん。とにかくお疲れ。