今週のお題「私のアイドル」前回が四半世紀前なら、これは先月に観たものだ（シングル発売は来月）。つまり現在形を示すわけだが、一挙に飛び越えた歳月にアイドルの変遷を見てきたものの、こうショートカットしても本質はゆるぎないと感じる。
これはこぶしとともにネーミングを襲った（経済学的に厳密にいえば手工業にしても家内制と工場制は区別されるものだが）Berryz工房の「ROCKエロティック」や「もっとずっと一緒に居たかった」なんかの路線を継承したものである。もっと遡ればWinkのユーロビート歌謡なんだが、それはEDMにしろ一貫しててもブレイクビーツなんか普通に使われるようになってるのが今時なんだな。
中嶋美智代の今となっては再現もかなわないサイケデリックなまでに甘美なかつてのソロ・アイドルによる表現とは対蹠的ではあるけれども、このきびきびしたチームワークのけなげさというものも、やはりアイドルらしいとしかいいようがないのである。
