horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

すべからく

言及すべきことを忘れていた。「すべからく」の誤用を指摘するのは呉智英の十八番のように筆者も覚えていたが、本書で澁澤も「かつて旧制中学で漢文を習ったことのある世代には、まず絶対に考えられないであろう。」と慨嘆し、その世代には「先刻承知」の「正しい語義ならびに用法を説明するのは、いかにも野暮ったい所業のようで、どうも気がすすまない」としながら、「古い文章語が幽霊のように復活して、しかもそれが間違った意味で用いられているとなると、」「いらだたしい気持ち」になって「ちょっと文句をつけ」たのである。(「今日の日本」中の「すべからく」)。呉氏とどちらが先ということはこの際どうでもいい。注目すべきことには、「すべからく=すべて」と間違えた用法の発生源を、唐十郎ではないだろうかとしている。

はてなキーワード「すべからく」に出てる「先刻承知」の事実だったようですが、無知な筆者には、おっ?と思えたので、このまま残しておきます。)