では、そのダンス・パフォーマンスとやらは、イーガールズのほうが上手いんじゃないかと来るであろう。それは先の喩を敷衍すればプログレとフュージョンの違い、ジャンルの違いなのだ。上手いとは思ってもそれほど惹かれない、これはアイドルじゃない(悪くいえば単なるダンサー)と感じる、それらとことなりダンス・パフォーマンスに必死で「笑顔が張り付いている」などと貶下されることが逆に、一生懸命でも笑顔を忘れまいとするけなげなその志こそがアイドルと言えるわけである。
断っておくべきは、それこそ「モーニングコーヒー」段階のアイドル初期衝動にとどまっていることもまったく否定しないということだ。それは地域に密着した、いわゆるロコドルがいくらでも演れるし、演っているだろう。その程度をアリバイにして全国的にアイドル詐欺を展開してる集団じゃなく、そういうシーンをこそ盛り上げてあげなさいと言いたいわけである、ハロプロに文句垂れるくらいなら。