horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

【連載:和田彩花の「乙女の絵画案内」】 第10回/ボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』

http://shuchi.php.co.jp/article/1798
 社会的背景にも興味あるらしい、あやちょにルネサンス絵画でおすすめできるのは

隠されたヨーロッパの血の歴史

隠されたヨーロッパの血の歴史

 一般向きで雑ぱくだし著者にクセがあるのだが、(言及もしている)羽仁五郎の衣鉢を継いだアツい本だ。ルネサンスの闘いを現代の「わがこと」に感じてるのがアツいわけである。だから、最近読んだ
蒐集行為としての芸術

蒐集行為としての芸術

は、非常にいい本なのだが、いろいろ難点もあって(ここでは関係ないので触れないが)今の話柄に関連するところでは収録されたエッセイのひとつ「女性の裸体彫刻は「芸術」か」で、ジェンダー論だの何だの当節の流行りを引っ張ってきて主張することが、戦後民主主義が女性美を自身を象徴する「芸術」として崇めたことはダサいということなのであって(仮にその作品が個別にダサいのは確かとしても、まとめてそう言うのは)、あやちょ美術論総体の否定である。
 女性美を象徴として闘われていることは現在も続いており、「脱構築」しようったってそうはいかんぞ。