タイムリーにも(?)SATOYAMA movementの三曲。テレビ番組『ハロー!SATOYAMAライフ』ってものに縁がないのだが、とにかくその番組内企画ユニットで、まずこれは和田彩花・鞘師里保デュオ。前に動画貼ったこともあるし書いた記憶もあるのだが、クレジットにも引用「ピアノ・ソナタ第15番」作曲:WOLFGANG AMADEUS MOZARTとある。挿入歌の「故郷」も作詞作曲者(略)とともに歌唱:細川佳代子とあるが、いかにも上流婦人のベルカントで、曲に出てくる「おばあちゃん」のイメージじゃないのがやや遺憾。
本編の作詞作曲:角田崇徳という人も知らないのだが、この作品(さらには番組企画)自体は事務所本来の路線に沿っていると思われる。アコースティックな8ビートで田舎の祖母への想いを綴り、最近のつんく♂作品ではあまり聴けないそれぞれの素朴なヴォーカルが聴けるのはよかった。ただ、この音楽性でのリリースだけだったら二人とも今日の人気(それでも不満だとしても)はおぼつかなかったであろう。