horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 前作の時ここでの会場設営では女限の後ろに柵があって、そこに凭れて平均的に低い身長越しに観ることができたのだが、今回は℃-uteと同じく会場二分割の女限。ファンに女子が多くなったのは御同慶の至りだが、こっちにはベスト観戦ポイントの喪失であって、しかしまあ有料イヴェントの男女比より圧倒的に多くなるのは女子の経済観念として当然だろう。会場のあるショッピング・モールは女子がツレと来て一日退屈せず過ごせる環境で、三回見て三回握手して空き時間も十分に時間つぶせて、有料ライヴの半額以下だったら喜んでくる罠。イベ前に女限で、お互いに髪を編みあいしてるのとかって「ヘアアレンジ参考にしたよー」とか握手時にアピールできるわけで、羨ましい限りだ。
 自分のいるポジションなんかの隣の女子(メンと同世代くらい?)グループは「ももちしか知らない」としゃべってる一般人なわけだが、イヴェント終わりには「満足した!」と言っていた。TVでの「ももち」しか知らない(マニアではない)大人の鑑賞に堪えるアイドル・グループが今のBerryz工房なのである。そういうふうに言わせるのも、ラスト・ナンバーの「普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?」を紹介するときに、ももちが「10年仕事続けるとかは私たちアイドルにかぎったことではないでしょう、皆さんそれぞれの立場で共感してもらえたら」みたいな実に味なことをおっしゃって、さすがももち!と感動を覚えただけではない。なんだかんだここではクールに批評してても、会場入りの時には(特に)ももちに手を振ってしまうし、ステージで一番目で追ってしまうのも彼女なのだった…。