horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 中島の顔面から転落のような映像も見ると、活動すべて記録されているものであって、レコーディングの撮影も今回のように編集して公開されないだけでずっとなされているのが当然として、メンバーも知っていても気にかけてない(公開されるつもりでない)ということかとも思われた。それにしても、なっきぃは歯を折ったりさらには鼻柱が曲がったりとかアイドルとして致命的(脳を打ったら文字通り)なことにならなくて何よりだった。
 閑話休題、というのもそうである「四字熟語」のコーナーは、譜久村聖一岡伶奈コンビでリニューアル。近眼鏡が伊達じゃないよというのがレンズで屈折した顔の輪郭からうかがえるが、ミス四文字熟語を自称したインテリおねえさんグラマー女教師ふうとはウラハラな実態がこのあと明らかになる…。対する生徒の一岡ちゃんは、初期れいな、あるいはスマのめいめいをちょっと地味にした感じの高1にしてはロリっぽい子が、これは見かけどおりの回答ぶりではある。その読解力は前のコンビからすら甚だ後退しているのだが、とにかく漢文の読みかたっていう基本を教えないと(四字熟語を構成する単位の熟語も見分けられないこのコンビは特に)お話にならないといわざるをえない。
 所詮コーナーとして閑話だったのが休題されると、本題中の本題お待ちかねの「モーニング娘。'14 12期メンバーオーディション(前編)」である。今回は一般から応募で合格した二人、尾形春水野中美希のオーディション合宿風景。一緒に映ってしまう不合格者は顔にボカしをかけられるのが不合格の上にも侘しいが(当然、合宿での絡みも映されない)…彼女たちのプライヴァシーの保護ではある。
 尾形ちゃんの方は、実技の成績はあまりよくないようだが(笑)、とにかくまず顔が鞘師・後藤・和田といった新旧本支のエース級の風格を備えてるわけで、あと光井・植村と同郷らしい感じも…そのひとりにだけ似てるんじゃない、ある意味ハロプロ顔の集約である。そういう天然のパワーを感じさせた。
 一方の野中ちゃんは、顔は品がいいが地味な、いわば畏れ多くも皇族ふうであるが、そういう鷹揚な感じからは意外に歌舞の実力で感服させてくれる。即戦力が期待されるが、ただひとつ気になるのは、帰国子女で英会話も武器になるのであるが、表情があちらで強制される口角を上げたキープ・スマイルで固定されているのが微妙な印象であることだ。緊張してるというのもあろうが、歌を歌っても、しゃべってるときもずっとそうなのが、ちょっと…。
 セーラー服姿の牧野真莉愛羽賀朱音、研修生から合格の両人が次回の主役として予告されたのもお楽しみに、ハロプロキッズとしてオーディションを幼時に合格したすでに二十代MCふたりは十代での経験に同情しきりのコメント(岡井ちゃんは最近ヴァラエティ番組のオーディション受けたとのこと、そんなのあるのか)のあとエンディング。今回は同世代のチームメイトふたりのもう打ち解けた会話で聴きやすかったけど、まあグループ・世代間交流を進める趣旨のカップリングMC次回は当初予定どおりの鞘師で、岡井ちゃんも望むところと。舞美は、J=Jかなともが似てるとよく言われるので彼女と希望。岡井ちゃんによると目が似てると、それもそうだが輪郭もけっこう似てる。
 そのあとのおまけは浜浦彩乃ヘアアレンジ(生田衣梨奈)。これ、前も浜浦ちゃんには不満持ってたんだが、今回も言わせてもらうと、時間かけてしてくれた先輩にちゃんとお礼言わないとダメだよ。某大衆中華チェーンの明石店でレジやってる女の子が、客に会計だけして「ありがとうございました」って言わない子(見てるとほとんどの客に言ってない)なんだが、やっぱりなんかこういうかわいい両生類みたいな顔なんで、そういう習性の種族なのか。とにかく、あまり気持ちのいいものではない。