horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 お待ちかねのモーニング娘。'14 12期メンバーオーディション(後編)は、新規応募者の最終審査の後、合格発表が各人の自宅でヴィデオ再生、中の道重リーダーから発表という異例の形態で。研修生合格者、羽賀朱音牧野真莉愛は学校から帰宅した制服姿でドッキリじゃないが(ウソでした〜じゃないんだから笑)、反応がそれぞれで面白い。なんか前田亜季を彷彿させる美少女の羽賀ちゃんが12歳と最年少(ただし娘。で、この年齢での加入は割と多い)。顎のほくろは、さゆ似だが。牧野ちゃんはスタイルの良さや各パーツの大柄なフェイスが今ふうな子である。発表のあと各人が感想と抱負を述べたのもそれぞれとして、初顔合わせからいきなり武道館へのお披露目に向かい、ステージに登場するまでの(少女たちの人生においてはもちろん)緊張感を伴った急展開に、「TIKI BUN」カラオケBGMのジャストマッチぶりは異常。
 その新メンバーからかわいさや野心的なアティチュードに刺激を受けたとMCコメントのあとは、道重さゆみソロで「シャバダバ ドゥ〜」のライヴ映像だ。新メンバーの加入を見てこれを見ると、さゆ自身のオーディションの頃をWらせずにおれないのだが、それなりに成長しながら当初のフレッシュさを失ってないアイドルの神髄を示して、これまでになく神格化された(まったく異存はない)リーダーシップの究極的源泉をあきらかにした。
 鞘師がそういうオマージュも捧げつつ、エンディングも二人でやたら語って番組企画も提出したりとMCの時間配分も多かった今回は、無理のないカップリングが成功だったと結論できそうか。