前田有紀 東京きりぎりす

　義理も理由もない特例（笑）。ハロの有料ライヴでもありえない年輩の客層だけど（苦笑）、そのハロコンであれば客席このようではなく当時のヲタ芸師にとって（いわば）キラーチューンだったのだ。
　ストリングスもある生バンドで伴奏されるが、アレンジでフンワカフンワカと吉本新喜劇のテーマみたいにマヌケなミュート・トランペットのオブリガートは何なのか（苦笑）。まあレアといえばレア音源。
　なんとなく「スナック歌謡」という言葉が思い浮かんだのだが、ぐぐってみれば、ちゃんと存在した。

R50's本命 スナック歌謡

　ムード歌謡的にパヤパヤ〜という合いの手が合うというか、サザンの「チャコの海岸物語」というのも、こういう下世話さを（あえて）狙って似たようなメロだったなと思い出された。