horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

アーレント 最後の言葉 (講談社選書メチエ)

アーレント 最後の言葉 (講談社選書メチエ)

アーレント 最後の言葉 (講談社選書メチエ)

 小松左京の『果しなき流れの果に』に匹敵する感動だ。って小松左京の名作も前々日に読み終わったものだが(笑)。それも笠井潔押井守対談『創造元年1968』読んで手元にあったのを読んでみたという順序になるのだが、思想家たちのロマンという点では笠井潔の矢吹駆シリーズみたいで…などといいかげんに書いてると誤解を生みそうだけども、ちゃんとした学術書、しかしスリリングでエキサイティング、ラストに感動なのである。
 おそらくなんか賞もらって、まもなく学術文庫のほうに収録されるとは思われるが今から推しておきたい。内容は詳しく書くとネタバレになるから、アーレントダイイング・メッセージの謎を解いていく推理とだけ。