horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

gifted/ギフテッド

https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=015133
 さてその同じ西宮TOHOシネマズで今日はこういう映画を観たのだが。『シべールの日曜日』とか『ペーパー・ムーン』とか『タクシードライバー』みたいな作品が好きな、ノンセクシャルに心情ロリというか非実践的で屈折した父性愛者(笑)にクリティカルヒットって感じなのに、けっこう入ってたな客。
 まあそれが主要素なんだけど、姉弟関係が、ちょっと「レインマン」を思い出させるような家族劇。あれもイディオ・サヴァンみたいなとこあったと思うが、このヒロインの子はそうイディオなわけでもないが問題児とされてたのが表題のおよそ「天才」(数学者)と発見されて…。毒親ドロップアウトみたいな身につまされる話でもあった。毒親といえばこちらは男親だったが『シャイン』というピアニスト映画にも非常に似てるな。
 和風にいえば『巨人の星』の星一徹みたいなものだが、かかる近代的な価値観を終わらせた「68年」が(いまだにこのように葛藤中でもあるが)、明治維新のジャスト百年後なのもまったく偶然とは思えないね。