例年のように年末発売の当年版プッチベストによりハロプロ現状分析を行う。葦の髄から天井を覗くごとき管見ではあるが、定点観測としては有効であろう。
すでに段階論で現在位置する座標のおおよそは明らかにしている。遺憾なのは原理論を、ユングを手掛かりとしたドイツ神秘主義と初期ルカーチから構想中だが、いまだまとめていないことだ。今年一年乗り切ればブレイクが来ると予測しているので、それまでには準備しておきたい。
今回は「尼」で安く買えたDVDを用いる。CD限定のレアトラック等なかったので。メディアとしては（オムニバス）CDのほうが親しみがあるのではあるが、映像もついてしかもより安ければDVDに流れざるを得ない。
パッケージ・デザインは共通で、泰西の古い絵地図さながら街区ようのブロックに各グループ・ソロをあしらって、前年同様にしゃれたもの。「めざせ!!アイドル世界遺産 Hello!Project 15th Anniversary」のシールが貼ってあった。元来こちらがそうである「国民的アイドル」を今や図々しく詐称する集団があるため、こうしたものだろうか。しかし捏造マスゴミに非ずネットを通じた国際的評価では、目指すまでもなくすでに確固たるものだ。
