horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

Battle Born アイドル

 DVD以外に、タイの原曲を見たりなんかネット動画もあさったのだが、ある動画のコメント欄で、Berryz工房のプロデュースに不満だ、ファンで基金を組んで自分たちでやろうじゃないか、と呼びかける者があった。やはりこんなことを10年以上も前に、当時のウェブ上の同盟者で「M提督。」と名乗っていた男が筆者にチャットで語ったものだった。当時の不満は「かおりん」(飯田圭織)の処遇だったが。
 この時にも「馬鹿なことをいうなあ」と思いながら(同盟者であったので)適当に相槌を打っていたのだが、どこが馬鹿なのかというと、現実の制約をファンがプロデューサー以上に突破できるという考えである。そうして、現在馬鹿なことを言う者が、当時のM提督。ほど馬鹿でないのは、ハロプロ・メンバーのBattleを目にすることがあまりないという現実の制約が考慮されるからだ。
 当時のハロプロモーニング娘。は、その登場から新曲パート争奪まで現実とのBattleの連続であった。それは毎週ASAYANで放映されて、個人的にも最後に最高にエキサイティングなTV体験だったのだ。このようなBattleから生まれた少女、これがアイドルだというのは、当時自明であった。現実はBattleの結果以外の何物でもない。
 しかし、こういう現実を見ない「ヲタ」という者をカモにするために、アイドルを偽造して金儲けする奴がいる。それが例の「総選挙」というヤツであり、プロデュースに容喙できるような幻想をエサに、議会制民主主義の愚劣さを最悪の金権政治の相でなぞっている。こういう悪辣な仕掛けに引っかからないために、アイドルのBattle Bornを周知させたい。今回の脱アイドル過程論がその一助になれば幸いである。
 当時も語り口から好戦的と誤解された筆者だが、世界最高のアイドルをプロデュース、それがすなわち国粋的平和運動であるハロプロを支持して平和主義者じゃないわけがないではないか。プロデューサーは安易に「愛と平和」とか歌詞に使ってるように見られるかもしれないが、厳粛にストレートに受け取るべきだ。日本に「大きな穴」が開きっぱなしだという認識も正しい。今度の選挙結果が「本気で考え」てできた「計画」とはとても思えないのだが。