horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 つばき「シャイニング パワー」こぶし「胸騒ぎスカーレット」はそれぞれ衣装替えて登場だが、ファクトリーの先達Berryz工房リスペクトの選曲。たしかに、こぶしに一日の長があるが、つばきもナカナカ好いよ。
 全体統一衣装で(ってのは後でわかるが)去年発売された研修生アルバム『(1) Let's say “Hello!”』から「「アイドルはロボット」って昭和の話ね」「「恋したい新党」」「テーブル席空いててもカウンター席」「おへその国からこんにちは」(最後は先行シングル)をそれぞれに選抜した(こぶつば含む)メンバーで。初期スマイレージに近い(タイトル歌詞はヒネッてるわりに)古風ともいえる正統派アイドル(ブリティッシュ〜ニューウェイヴ系)ポップ路線は、つんく♂の世間的イメージからは意外な(ある意味)マイナーポエット気質による作品だが、それなりに珠玉でこの集団性にマッチしている。
 ラストナンバー(らしい)「我武者LIFE」が全員登場での℃-uteオリジナルに準じたタオル振り回しでの一体感のうちにフィナーレを迎える。まあマニアックとしかいいようのない現場なのだが、なっきぃの評するごとく盛りだくさんで、(れいれいの証言による)そのシヴィアに選抜されたパフォーマンスの水準は、(およそ太客な)オーディエンスのペイに見合ってもいるだろう。衣装使い回しは実際どうかは別に、当事者なかさきだからできるが、とにかくマニアックすぎて困った指摘(苦笑)。〆は希空アイキャッチの、カワイイ声と裏腹にぎこちない表情のギャップが独特で萌えた。