昨年大みそかという微妙なタイミングでリリースされたので純形式的には今年の作品とはいえないのだが、かえって詞曲に今年のハロプロ・ダンス展開の終局面がつぼみの状態で既にあったと（後からは）認識できようかという重要性を持つと思える。
グループとしてのメジャーデビューという開花は新メンバー補充しての来年になってしまったのであるが…。この時点で初期Winkふうのスタイリッシュさで緊密性のあるハイエナジーをものしていた。詞では「次々続々」「愛のため〜」と連なり、曲では「ムキダシ」につながっている。
また次のシングル「独り占め」の正調つんく♂節との組み合わせが、上記NEXT YOU二曲と相似的で、ハロプロ楽曲のミニマムな綱領を示しているともいえる。娘。の13期加入直前と似た位相を、これによって代表させてみた。
