新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)
- 作者: 松尾匡
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: 新書
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小堀甚二が平林たい子の(元)夫とも断りなしに出てくるのに驚く(「こぼりじんじ」とルビは振ってるが)。戦後左翼運動における彼の位置づけを、この本から得られるとは思わなかった。意外と、たい子は後々まで小堀の影響受けてたんだな〜と…。
外山恒一の『良いテロリストのための教科書』もよいが、こういうのも読んでもらいたい。たしかに、これだけに限ると、育ちの良いお坊ちゃん(実は俺もそうかもしれない笑)にしかアピールしないんじゃないかという危惧も感じるわけだけれども。逆に育ちの良いお坊ちゃんは、これ読んで「運動」に貢献できると思われる。