horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

松尾匡『新しい左翼入門』

新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)

新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)

 これBOで460円の値つけて売れずに108円になってたの買ったわけだが(笑)、あまり人気ないらしけれど名著なので推したい。
 小堀甚二が平林たい子の(元)夫とも断りなしに出てくるのに驚く(「こぼりじんじ」とルビは振ってるが)。戦後左翼運動における彼の位置づけを、この本から得られるとは思わなかった。意外と、たい子は後々まで小堀の影響受けてたんだな〜と…。
 外山恒一の『良いテロリストのための教科書』もよいが、こういうのも読んでもらいたい。たしかに、これだけに限ると、育ちの良いお坊ちゃん(実は俺もそうかもしれない笑)にしかアピールしないんじゃないかという危惧も感じるわけだけれども。逆に育ちの良いお坊ちゃんは、これ読んで「運動」に貢献できると思われる。