horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

故人誕おめ

5月4日はオードリー・ヘップバーンの誕生日。飾らない素顔が伝わる名言集

news.yahoo.co.jp
 この人が存外アイドル(私的に厳密な意味で)だったという発見を最近してて…。さてここで今日いまここを見てる人限定で、お得情報。最近のアイドル映画で私のおすすめ、明日0時まで無料。
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謎のプリントアウト書類

しおり伝説

 産みの親、育ての親、戸籍上の親、という「親格」のトリニティは、ふつう文字どおりに「三位一体」なのだが、ここではそれぞれ別個のパーソンとしてある。弁証法的なドラマツルギーを展開するための、これは昼メロ的に下世話なカソリック神学。父としての神、子としての神、聖霊としての神、という神格のトリニティは、歴史的にローマ帝国占領下のイスラエルで、治安維持上の措置として処刑された新興宗教の一教祖が、イコール神であるとする信仰に基づくが、その男がやはり神とは別個としか見えなかった困った事実から帰納された理屈ではある。今回は逆に、むしろ演繹的に「話を面白くする」ものだ。
 その話とは女性週刊誌的にトピックなアイドル「伝説」で、先に示した設定も、当然その一部を構成している(いわゆる出生の秘密)。長山洋子歌うところの演歌がテーマ・ソングにふさわしい、運命的にアイドルになっていく少女「しおり」と三人の母親の、各自、相互の葛藤が主題である。故・土居まさるが「スーパージョッキー」で司会者の時にアシスタントだった相本久美子演じる、立場的に一般ピープル(ルックスはその限りでない)育ての親が主人公であって、現役アイドル少女前田亜季が、その相手役に過ぎないのも、放映時間帯から想定される視聴者の多数派からして仕方のないことだ。しかしこの、ヒロインおばさんの退役アイドル性も捨てがたい。
 親として「しおり」の愛情を争う最大のライバルは、渡辺美奈代が地で(?)演じるアイドル上がりの女優である。彼女がアイドル時代に妻子ある男性と不倫に陥ってもうけた子が「しおり」なのだ(「妻子」は戸籍上の母と姉になる…この団塊&ジュニアは世代として非アイドル)。このドラマは、三世代のアイドルを現在の同時性において典型的に描くリアリズムでアイドルファンをも、うならせるものがある。われわれの中核をなす年代(20代後半)の男が、主人公のおい(少女のいとこ)という身近な局外者としてナレーションを担当するのも、ゆえなしとしない。

…というレヴュー文書が、ひょいと出てきたのだが、なぜ書いたのか、それをまたわざわざプリントアウトしたわけもまったく覚えていない。ドラマ自体もう記憶になかったのだった。パソコン買って、まだネットに接続できなかった時期かな?(ちょっとうちの電話回線の設定が古いのに気づけず手間取った)モーニング娘。もブレイク前で、こういうアイドルもフォローしてた頃だったか…。という当時プレみんあみも乙かとアップしてみた。

追悼

菊池俊輔さん死去 89歳 「ドラえもん」「暴れん坊将軍」作曲

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 系列放送局制作のこっちを(他メディアが皆そうしてるように)タイトルにしないのは、よくいえば奥ゆかしい…。

生誕50周年「仮面ライダー」メモリアル映像【庵野秀明構成】

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 それはともかく、お顔を拝見したのはこの訃報で初めて、これを書いたときは壮年だったんだなあ…。「暴れん坊将軍」もそう、以前、杉良の遠山の金さん貼ってるがアレもそうでキャッチ―でド派手なイントロと独特の疾走感が特徴。これはそれプラス、暗い陰りがイイ。

【 少年探偵団(BD7 ) ED mov歌詞付 】 少年探偵団のうた

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 これはまたレアな動画で思わず貼る。小林少年がキャロライン洋子の兄ウィリアム浩やね…。THE菊池俊輔の作風。

没後12年の今頃レビュー

中島梓『文学の輪郭』

文学の輪郭 (講談社文庫)

文学の輪郭 (講談社文庫)

 この装丁キテるでしょ?(もちろん背表紙もコレ)菊地信義デザイン。著者の(栗本薫名義含め)処女出版の文庫化で原著から(本編で論じられてる)三田誠広との巻末対談(も読みたかったが)省かれ、一編の論考となる著者あとがき(自己解説でもあれば事後弁明でもある)がつく。
 ところで、この直前に読んだ斎藤美奈子日本の同時代小説 (岩波新書)』で栗本薫は完全に無視されていたが、それというのも斎藤女史は「小説」と称しながら「文学」寄りで、栗本薫中島梓がこの初登場でなしたことは、「文学」をやめて「小説」家(本人によると「物語作家」)になる宣言だったからだ。
 これを東浩紀動物化するポストモダン』ちっくに言い換えると、「物語化する文学」。東氏の「動物」はこの上梓時は(彼の考える)オタクのことだったが、結婚して家庭を持つとともにだんだん吉本隆明の〈大衆〉概念に近いものとなってきた。そこで吉本『最後の親鸞』流にいえば、「ポストモダン」が〈往相〉で「動物」が〈還相〉。中島『文学の輪郭』は「文学」(少女)が〈往相〉で「物語」(作家)が〈還相〉。斎藤女史は依然「文学」(少女)的なので…。
 なんにせよ物語作家になるにあたって、こういう理論構築をまずやるというのが笠井潔氏に似てる、同世代性というか。東浩紀が現代の吉本隆明だとすると、(吉本左派として)皮肉なことに花田清輝の役回りを背負わされたのが氏であるとも思えるのだが。

おととい来やがれ(すみません)くるみん誕おん誕おめ

高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」特典DVDダイジェスト映像

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 このビッグバンドジャズふうBGMは何なのかな?

北川莉央「オリビアを聴きながら」カバー

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 同じ誕生日で、こんな感じ違うもんかなって思うが、意欲的で前へ前へなとこは似てるかな。