これは去年の「Kiss me 愛してる」と同じ系統の、初期の「都会っ子 純情」からある路線だから手堅い。ユーロの哀愁歌謡であるが、ダンスの切れもますます鮮やかであり、年頃になって色っぽくもあり、何の申し分もない。愛理がおよそハロプロ全体でエース級で…

今回はベリがコミカル、キューがシリアスとくっきり分かれている。これはアルバム（DVD）中、唯一のバラード。ハモンドなんか使う70年代ハードロック調の編曲が好みで、ストーリー性のある牧歌的な恋愛ソングなのだが、そのストーリーを（メンバーから一人選…

コミカルを更に一段超える極楽往生作がこのタイ・ポップス・カヴァー。文字通りに仏の乱舞するマンダラ動画である。さなきだに本隊黄金期の「恋のダンスサイト」に直に（*）続く曲調であって、衣装ともども黄金期らしさで本隊を超えている。キャリアと位置づ…

モベキマス順で次はベリ工だが、モー娘。がドーンガーッとパワフルに始まり、続いてベースの太さをそのままクールなリズムで決めたと思うと、またベタなアイドルソングでコミカルな歌詞もつんく♂節。こういうアルバムとしてのメリハリも考え抜かれたのがプッ…

続く50Thは衣装に各人イメージカラーのポイントをつけ、映像でもグループとソロのメリハリを利かせて新メンバー認識の資とする。 先行形である2ステップを選抜ユニット「ごまっとう」が早く消化している（ユニット＝パスファインダー論）ので、ダブステップ…

では早速、曲ごとに見ていく。本隊（と今でも言えるかだが）49thシングル。新垣里紗・光井愛佳ラスト参加作となる。 ガキさんリーダー時代はほんの短いリリーフ起用を思わせるが、彼女は5期メンバー最後の一人で、一時代の終焉を印象付ける。8期メン光井も故…

例年のように年末発売の当年版プッチベストによりハロプロ現状分析を行う。葦の髄から天井を覗くごとき管見ではあるが、定点観測としては有効であろう。 すでに段階論で現在位置する座標のおおよそは明らかにしている。遺憾なのは原理論を、ユングを手掛かり…