horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

アルバム各曲論(A)

01.女が目立って なぜイケナイモーニング娘。
 ジプシー・キングスが「タルカス」を演ってるようなアレンジが凄い(カール・パーマーかってくらいドラムス叩くし)。出だしからのインパクトは最高である。が……。ハロプロの看板たるモーニング娘。にしてはどうも地味なんだな、何というか。後期メロン記念日ふうな。非常にこなれているんだが、伸びしろのない感じ。だから今が最高ということもできた。この達成は達成として、やはり、(三名卒業)9期加入後に期待したい。
02.あっぱれ回転ずし!むてん娘。モーニング娘。
 むてん娘。名義でのCMソングで、「ラーメン大好き小池さんの唄」ふうのコミック・ソングである。シングルで「青春コレクション」とかさわやかなのもあったのにこの選曲は、今回のアルバム・コンセプトがあくまで勢いにこだわったせいだろう。ラスト・ソロはもちろん田中の活躍が目立つ。
03.本気ボンバー!!Berryz工房
 若さに任せて疾走するパワー・ポップの勢いにデビュー7年目の中堅グループの貫禄も加わり絶好調。ライヴはいいんだろうな。ついてこない世間は放っておけ。
04.Danceでバコーン!℃-ute
 ベリと双璧をなすこちらは、ワルいロックン・ロールな出だしからどうなるのかしらとハラハラさせられるが、うまく「ダンシング・イン・ザ・ストリート」のアイドル風に着地して安心。やるね。さすが。
05.元気者で行こう!真野恵里菜
 真野ちゃんも後発ながら前二者と同世代で、やっぱりパワー・ポップの応援ソングだな。応援されるのがサラリーマンらしい歌詞は、握手会に来るのがそれふうのオッサンが多いせいか。彼女こそはハロプロの救世主と期待されたのだが。でもやっぱりカワイイ。