2013-09-30 ルーマニアの変容 ルーマニアの変容 (叢書・ウニベルシタス)作者: エミールシオラン,Emil Cioran,金井裕出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る さはさりながらWiki記事を引くが、朴正煕の歴史観と同じ内容のルーマニア版が、この書に語られている。枢軸側小国一般の日独二大同盟への劣等感といえようが、(親に似ない長女も奉ずる)連合国に寝返ってからの欺瞞的粉飾的な捏造史観よりずっと正直なのもたしかだ。 著者は、ルーマニア版長いナイフの夜あるいはルーマニア版二・二六事件というような叛乱にかかわってフランスに亡命を余儀なくされるファシスト左派であった人物。不肖の娘とことなり高木正雄には、同じくらいな志の高さはあったのだろう。