horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 (いわば)「鞘師賞」は高瀬くるみちゃんってのも、なんか切ないね…。歌唱でアンチに叩かれるもんだから、自分にないこういう高くて澄んだ声に惹かれるんだろうけど、りほりほは後藤→高橋→と続く娘。エースの正統継承者であるばかりでなく大野幹代酒井美紀っていう90年代に新たに発見された(それまでは不良性だった)低音で切ない清純派(松本伊代の辺ではまだイカガワシかった)の系譜も引いているわけであり、一般的に女子の低音化の進んだ今日ではむしろ高い声はソロでは嘘クサくて(それでもいい)二次元の声優にしかなれないんであって(念のためいっとくとグループでのアクセントにはすこぶる有用)、こういう趨勢に世間知らずで疎い引きこもり爺が彼女を叩いてるアンチなのがモロバレなのである。
 高木紗友希森戸知沙希「四字熟語」。ちいちゃんの座右の銘にマイナス面も含めると「因果応報」とはいえるわけだが。「他力本願」さゆき正解で、仏教語としてついた注釈から俗流ネガティヴな意味だけじゃないことも理解して「先生」の権限移譲してみせるんだけど(まったく迅速な知性)、ちいちゃんがそこでネガティヴな意味で「他力本願」なんだよな(苦笑)。
 つばきファクトリー「17才」(中野サンプラザ)もハロプロ研修生 発表会2015から。この曲もここで言及したばかりなんだけど…。とりあえず歌唱は(直接と間接の)オリジナル・ソロに及んでない所はあるがそこは分身の術で、ポジションを次々変えていくのとか間奏のダンスにフォーメーションの見せ場作ってるのとかが、グループとしての妙味か。