℃-ute新曲「都会の一人暮らし」MVから。前回ライヴ版公開の両A面とちがって今回は全編フレッシュなヤングの明るいディスコ調だが、歌詞が情況を饒舌に語りすぎて煩い（ことは作者にままあるが、これは特に酷い）。映像はきれい。各自衣装も、（楽曲性込みで）ベリ新曲「もっとずっと一緒に居たかった」と（どっちも全員スカートで）対比的にあえて差異化しているようだ。
顔だけでもう落ち着いたホステス（女主人の意味で）性を醸し出すフクちゃんMCは、インサイドからの解説がくわしくていい。ハロプロのフラッグシップでサブリーダーを張る貫禄も能力も十分だけど、まだ16で、キャリアで大先輩の℃-uteさんとか敬称（当たり前か）。
その若いメンバーだけで（リーダー以外全員だが）歌うUpdated「I WISH」を、秋ツアーの中からライヴ・イン岸和田。このアレンジはイレイジャーっぽいんだが、90年代からアイドルで主流になってきたエレクトロ〜ダンスの、現在の到達点を見ている気がする。今回の映像で前にも後にも見るようにハロプロにももっと完成されたグループ（や個人）はある、それでも、時代の要求に応えた音楽性で、10代デビュー年代の子たちが演っているもの（これがアイドルの王道）として最高峰である。
