今回めいめいのMCも、小田さく・高木さゆべぇと並ぶハロプロ三大若手オールマイティースキルメンだけあって、そつがない。グラマラスな巻き髪がまた三浦理恵子を彷彿させるが、この可愛い口調が活かせるソロ歌唱がまた聴きたい。
初公開のBerryz工房「1億3千万総ダイエット王国」(MV)は、いつもどおりのパターンで楽曲のトガリ具合に見合った映像になってないのが遺憾だ。こういう曲でこそ、娘。の「彼と一緒にお店がしたい!」みたいな芸を見せてほしかった。
リリイベ三連発、まずスマは、めいめいの説明によるとイントロ聴いて即興で歌い出す趣向だったそうで、それに即応できるチームワークを見せている。初期のパワーポップ調のレパートリーが新鮮だ。この手の映像は現場感もよく伝わるが、それにしても公式なのに音が悪すぎないか。
℃-uteの「As ONE」も1stアルバム収録という初期ナンバーが、こういう場でも歌われるから油断はできない。ドアーズをアシッドジャズふうにアレンジしたようなイケてる曲だが、満を持してサビから登場する愛理ソロがさすがに圧巻。
娘。ワンフォー「笑顔の君は太陽さ」は、この引きのアングルでこそ全体が把握できる集団演技だから、実のところ今の路線は糞席にやさしい仕様。このナンバーはEDMの中にあって、もっともアイドル性に寄っているのが衣装的にも歴然だ。