horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

℃-ute&Berryz新曲Dance Shot初公開!ハロコン千秋楽 MC:熊井友理奈【ハロ!ステ#55】


 前回発表の「心の叫びを歌にしてみた」のダンスショットは、ショウウィンドウの中だけヴァージョン。考えてみると、こんな曲調であえてダンスショットを抽出するほど踊るというのもハロプロ以前にはあり得なかったな。レパートリーの中では(個別には)難易度低い伝統的な振付に近いダンスではあるけど(フォーメーション揃えるのはもちろん難しい)。
 MCは自称「アイドル界のスカイツリー熊井ちゃん。ルックスは娘。の二代目四代目リーダー(*)を合わせたような貫禄だが、キャプテンは正反対の一見地味で小さい子(だがダンスキレキレ)なのもベリの独特さといえるか。そのベリの、今後は我流で自己主張するから現時点一番揃ってると自ら語るダンスショット「1億3千万総ダイエット王国」を紹介。あえて一言された背景はCGでなくリアルだというのはリッチ?なことなのか?よくわからないが。しかしなるほど、こういう日常性を脱却した衣装じゃないとイヴェントでは演らないか。
 今回はベリキューダンスショット以外はハロコン特集で、ライヴ映像とバックステージしかなくコメントのし甲斐もあまりないんだけど、とりあえず曲ごとに。まずモーニング娘。'14「A B C D E-cha E-cha したい」、これはけっこう「大人なのよ!」的な譜割でもあるし、J=Jのグルーヴ系寄りなレパートリーで、工藤をフィーチャーしてることもあり、やっぱあの(かりんも)ショートヘアってのはモダニズムなんだよなと妙に納得する。
 続いて℃-ute「ベーグルにハム&チーズ」は、これも初っ端の新曲と似たような路線の、やや盛りは過ぎたが依然正統派というような王道を行くが、今この手のアイドル曲で嘘臭くないこういうリアリズム出せる作者は他にいるのだろうか(キモヲタの主観を押し付けるだけの秋豚は問題外)。
 次の続いて二曲はまずBerryz工房サヨナラ ウソつきの私」。℃-uteにもこういう歌謡曲はもちろんあるが、こんな混沌とした魅力はベリでないと出ない(逆に上のような曲は今のベリには無理)。やはり対照的なグループではある。
 Juice=Juice 「五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT)」とカッコ書きが入るのにメジャーデビュー時のゴタゴタが思い返されるが、これなんか楽曲自体にファンキーな混沌があるのに若い子にフレッシュに歌われてる、と比較して思われた。
 次のセットはまずスマイレージ「私、ちょいとカワイイ裏番長」で、かにょんがオーディエンス煽るとこからだが、かわいいんだけどドスの利いた調子に、なんか高橋由美子思い出したな(観たことはないんだけど)。単独コンじゃないのにホール全体を独占する上り調子のグループ力量が凄い。ロックンロール!
 ハロプロ研修生「天まで登れ!」は、まあフレッシュの極だが。父性愛のブラス・ロックね。
 エンディングのあとは前回の好評を受けてと再度のなかさきカメラで今まで見たハロコン千秋楽バックステージ。あえてコメントすると、研修生とかも構ってやればいいのに。
*矢口を歴代リーダーの一人とはさらさら考えていなかったが(藤本も)、さゆが8代目と公称する以上、従うべきだから訂正した。