horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 この日は数日前に比べるとはるかに暖かく、一回目の立ち見ではほとんど寒さを感じなかった(風は少し冷たい)。「Next is you!」と「大人の事情」(初めて聴く。Winkっぽい哀愁ユーロビート)を歌った後、役名での自己紹介のあと、かなともが楽屋にはける。それは了解済みの事項として、そのまま四人で「LOVE涙色」「100回のKISS」と往年の松浦亜弥レパートリーを歌うというレアな展開に。かなともが戻って最後にまた「Next is you!」で終了。CDを予約して一旦退散する。
 二回目は優先エリアに入場、糞番の割にヴューはまあまあな席に行けたが、両隣が容貌クリーチャー(言動イケヌマ)に加齢臭キツイ老人という最悪な環境で鬱。最前にも総白髪でしかも頭頂ハゲたような爺が幾人か並んでるが、その齢でそんな必死に(今回は朝から並んでないとそこは行けない)何やってんだよ…(ガチランの方がこういうことにならないんだが)。前と後ろは女ヲタのグループだったんだけど。
 入り口で使い捨てカイロを配ってたのでそれを敷いて尻が冷たくないのは助かったが、優先席は六甲山が見えるだけそこから降ろしてくる風に曝され寒いのではある。Juice=Juiceとして登場は一回目よりなお厚いハーフコートようの格好でスカートもバルーンっぽく、足は出してるんだけどあまりスマートではない。だいたい冬でもジャケ写の薄い衣装で演るのが(上に何か羽織ることもあるが)普通で、いつになくメンバー(いうまでもなく)特に、かなともの大事をとってる感じ。
 Juice=Juice名義でのシングル・タイトル「カラダだけが大人になったんじゃない」とおなじみ「イジワルしないで抱きしめてよ」歌うと、また、かなともがはけてから「五月雨美女がさ乱れる」(オリジナルは6人だったのが4人に…)、比較的最近の「アレコレしたい!」。かなともが戻って最後が歌唱力を魅せる「Wonderful World」。MCは最小限(かなとも、ご心配かけてと詫びるもジューサー困惑)だが、さゆきが暗くなりがちな雰囲気を盛り上げようと意識的にがんばってる印象。通りすがりっぽい観客ともいえない層にさかんにアピールしてみせる。
 もう握手は止めて帰ろう「かなとも」思ったが、退場がこれ見よがしになっても…と迷ってるうちに楽屋兼用の握手会場に来てしまう。かなともの体調を見たのか自分の前でしばし中断した後、入って握手したが、彼女だけ座って腰に毛布かなんか巻いてる姿(笑顔がかえって痛々しい)にショックを受けた(かろうじて「お大事に」は言えた)。横にいてその様子をつぶさに見ていたらしい、最後のさゆきはそんな私の気をそらそうとしてかイキナリ「漫画家みたい」なんて思いがけないことを言ってくるので「ソースカ(苦笑)」としか返せなかった(かなともショックも尾を引いてるし)。(痩せて)かわいくなったねって言いたかったのに…。なお、このあと三宮でのトーク握手会(行かず)には、かなとも欠席した模様。