horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

サブカル・ニッポンの新自由主義

 ああいう怨恨(を代行して?)のスカッとした晴らし方見せられると、怨恨が生じるのは新自由主義というモードの構造なんで、それにハマらずまったり生きましょうっていうのは、たしかに本人のためでもあるけれど、既得権の方から要請された理論と感じる。世代的に80年代の広告至上主義に毒されたキャッチ・コピーふうの煽りかたをやめて、論証も緻密な学問的に提出された版「昭和三十年代主義」であるかもしれない。じっさい、浅羽通明の同属嫌悪をたしなめるような一節もあって、批判の対象であった「天使の王国」の生き方も再評価されるのだ。大衆路線としては、著者や浅羽のいうこともアリ、というか、もうアルことを合理化してるのか(笑)。しかし小泉容疑者の前段階蜂起を、けっして否定はしない。