件の改名挨拶から始まる今回は、メンバー皆やはり微妙な表情でそれでも笑顔という、これが妙にまた映りは良くて可愛く撮れたショットになってるのがよくある逆説である（カメラの横でカンペめくる音が聞こえるヤッツケ感すらあるのに）。そもそもオリジナル・メンバーが「モーニング娘。」命名の時に見せた微妙さを知ってるから、それに「ワンフォー」がついたくらいで何ほどのものかはである。しかも、これがないと今回出番ぜんぜんなかった（トリプルA面シングル発売告知だけでアタマからあったか？）のが、他のグループからしたら「やっぱりモーニング娘。さんはオイシイとこばっかり…」てなもんよ。
福田かにょんMCはライヴで声枯れとのことでお大事にだが、かえってハスキーな鼻声がセクシーで中嶋美智代「胸いっぱいのしあわせ」（ラジオパーソナリティー番組）を彷彿させる。考えてみるとこの番組MCって、ああいうアイドルラジオに雰囲気近いものだな（今回特に）。
特集のBerryz工房武道館ライヴ映像は、（ほぼ）オリジナルメンバーでupdated（CD化もした）デビュー曲「あなたなしでは生きてゆけない」と最新シングル「ROCKエロティック」の開幕二連発を紹介。約10年の成長を拡大モニターでも示して、在宅出遅れにも感慨無量だ。幼すぎて（悪く言えば）キワモノに近かったグループが実に10年続いて、成長しすぎてキワモノに近くなったとはまた言い過ぎだが（笑）、尚まだアラ20才メンバーは現役感バリバリもいいとこで、あまりティーンエイジの「旬」にこだわらずにあえて迷走もしてきたから、もうなんだかわからない存在感が凄い。この年頃でアラサーの頃のメロン記念日の貫禄（しかもこのとおり武道館単独公演クラス）という前代未聞のアイドル・グループとはなった。
ライヴの中からMCかにょんがリクエストした「ジリリ キテル」も初期の懐かしいナンバーで（MV貼ったことあるが）、なかなかイイ選曲だ。さらにイイ声でスマイレージ武道館公演の希望を語る、かにょん…応援に熱が入るよな？
