horror of mean army ?

淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜ねざめぬスマのセンチネル

承前

 言語道断やら抱腹絶倒ってのは今は知らないが昔はよく使われていた。前者だと、TVドラマなんかでヒーローの型破りな行動を非難して、彼の所属する警察なり学校なりの官僚制サイドの上司である中条静夫とか穂積隆信が「ゴンゴドーダンだ!(ですぞ!)」。後者だと香港映画「Mr.BOO!」のポスターと同じイラストレーターの絵柄で装画された横田順彌の文庫本の帯とかカヴァー見返しのところに「抱腹絶倒のハチャハチャSF!」みたいな惹句で。「Mr.BOO!」自体が、抱腹絶倒のなんとかムービーっていってたんじゃなかったっけ。こんな70〜80年代の話なんて今の子からしたら、その当時において終戦直後はこうだった言ってるのと同じ間隔=感覚だもんね…なんてこと思う、このコンビでの最終回、高木紗友希森戸知沙希「四字熟語」であった。
 ヘアアレンジはカントリー・ガールズ山木梨沙! まだカジュアルのうち?なんだけどドレス?みたいな格好がさすがだな。ほんとハロでデビューできてよかったよ…。愛理じゃないがピンを咥えるだけじゃなく一貫するフェミニンさが凄い。男が見てる以上にレズの女にはたまらないんじゃないかなという気がする。
 早めの質問コーナーとエンディングだが、内容と関係なく(まったくなくもないが)MC二人から受ける印象を書く。小田ちん(by愛理)はこのたび初めて12期という後輩ができるまでずっと末っ子で、(まだ上の気分の続きで)石立鉄男主演の「パパと呼ばないで」や「雑居時代」での杉田かおるのイメージが(勝手に)あった。ワンスリー時のステージを生で観て特にそういう感じは強い。ザ・少女な可憐さがあるんよね、妙なフェロモンとは別に(笑)。それが今後はどうなるのかなとは思った。
 愛理はハロデビューが小学校低学年くらいでその時から驚異のヴォーカリストだったから、今の地位も意外ではない。あるいは、カン違いして横道に逸れたりせず素直によく育ってくれたというべきか。今は(特に今回)けっこうお姉さんお姉さんしてるんだが、最初からお姉さんな山木さんとはまた愛理はちがうんだよな、ファンにとっては…そのへんがいろいろ難しいかなと思うがクリアできるか。
 お待ちかねの5/26日本武道館で行われたアンジュルムコンサートの模様をお届け!は、花音MCで卒業再確認と会場ピンクサイ祭り。続いてまた花音の曲紹介から新曲「臥薪嘗胆」。四字熟語シリーズか(笑)。全編かにょんメインの「ふるさと」方式かと思いきや(かなりメインなんだけど)全員にパートあり。ド、ド、ドリフの大爆笑に始まり70〜80年代ドラマ(またかよ)サントラ風なソウル/ファンクで、おもしろダンス路線が娘。黄金期っぽい雰囲気を醸し出す(「そうだ! We're ALIVE」の二拍子のサビ以外の部分など)。当時のシャッフルユニットを評して曲調は人数に従うのだ説を出したのが、いまだに妥当するとは思わなかった(笑)。
 アンコールMCで、あやちょから花音ファイナル公演も同じく武道館発表。続いて花音MCで卒業後作詞家という進路を語ったんだが、按ずるに「乙女の逆襲」の詞を書いた女子のことが念頭にあるのかなと。でも実際アイドルからアイドルに提供できる作詞家になれたら、これは最強なものになるかもしれない。自分はこういうのを歌いたかったという思いを書くみたいなこともあるだろうし…。